■参考資料:
[ホンダなど、水力利用し燃料電池車燃料を製造]
ホンダ、太平洋セメントグループ、昭和電工と鹿児島大、国連大学などの産学グループは、鹿児島県屋久島に水素ステーションを建設し、水力で製造した水素を燃料電池車に供給する実験を月内に始める。地球温暖化の原因となる化石燃料を一切使わずに燃料電池用水素燃料を生産する国内初の試みで、世界的にも異例。石油資源に乏しい日本が水素燃料を産業化する動きとしても関心を集めそうだ。
屋久島ではすでに太平洋セメント関連会社の屋久島電工(東京・千代田)が水力発電を手がけている。実験ではこの電力を活用して水を電気分解。取り出した水素エネルギーをいったん水素ステーションに蓄積し、燃料電池車燃料として使う。
燃料電池車は水素を燃料に電気を起こして走る。排出物質も水だけのため、次世代の無公害車として世界の自動車メーカーが開発を競っている。しかし水素製造時に石油や天然ガスなどの化石燃料を使うため、温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)の発生が避けられず、燃料電池車を普及させるうえでの大きな壁になっている。 (日経2004.04.05)