■2.アメリカの大成功
これを、別の視点でみますと、90年代アメリカの大ITブームを思いだします。この大成功要因は、たくさん語られ、定番化されてますが、再度要点をまとめてみます。
・シリコンバレーという特定地域(自治体)がコアになった。
・シリコンバレーにあるスタンフォード大学が中心になり、企業家を支援した。もちろんIT起業を狙う学生もたくさん集まりました。政府も大学に補助金を出したと聞いています。スタンフォード大学は、起業を志す技術者に経営のアドバイス。また、技術者の専門外技術分野のアドバイスもしました。
・起業した人に対して、資金援助するアントレプレナーなども沢山集まりました。
・もちろん、たくさんのNPOが、多方面からの支援を行いました。起業に対する専門的な支援とは別に、国内や海外から初めてシリコンバレーにくる起業家に対して、生活情報・地域情報・専門情報などを中心に、地味だが大変ありがたい支援もたくさんしたようです。
結果、大学・自治体・NPO・民間投資家などが、予想以上のシナジー効果を発揮し、大発展する素地をつくり上げました。それまで、一般の日本人にはハーバート大学は知っていても、スタンフォード大学を知らなかったのが、一躍有名になり、日本人の誰でも知っているアメリカの超一流大学となったようです。
一時の派手なITブームは終わりましたが、この活動の延長としてマイクロソフト・MAC・DELL・オラクル・サン・・・・・・・など世界的なIT企業がたくさんうまれたのです。創業者は現在でも、みな40代の若さです。IT産業はアメリカ経済の中心となっています。
つまり、90年代アメリカの大ITブームの要因は、起業家・自治体・大学・NPOを含めた関係者が一体になって活動したことにあります。