・マスコミ資料:
慶応大学の学生らが企業と共同で電気自動車を開発し、千葉市の幕張メッセで開催中の東京モーターショーで試作車を発表した。充電式リチウムイオン電池を使用し、排ガスが出ないため環境に優しい車だ。来年3月に、イタリアのコースで時速400キロの走行試験に挑戦する。
電気自動車の名前は「Eliica(エリーカ)」。5人乗りで、全長約5メートルの流線形。開発したのは、電気自動車の研究を続ける慶応大環境情報学部の清水浩教授と、研究室の学生や大学院生など約100人。自動車部品メーカーなど企業39社も参加した。
車の構造やデザインは学生らが決定。電池を床下に置くなど室内空間を広くする工夫もした。タイヤが前後に4個ずつ計8個あり安定感がある。
実際に走る完成車は12月に組み立てて、3−4年後の実用化を目指す。現状では1台の電池だけで約3000万円かかり、今後は材料コスト削減が課題だ。清水教授は「電気自動車は環境問題を解決する。高速走行を目指すこのプロジェクトで、電気自動車の普及を図りたい」と話している。(産経新聞2003.10.24)