●最新情報:夢の2次元高性能「太陽電池」発表。
最近開発されたシャープの太陽電池は大変画期的な商品と思います。
「本来は新型飛行船の動力源として開発された」と
聞いています。
画期的な理由を、ユーザー視点で考えると、
1:現行タイプは平面のため、用途が建築分野などに限定されていた。
  →新商品は2次元が可能になり、自由度が飛躍的に高まった。
2:現行タイプの厚板方式ではなく、フイルム状のため、大変薄く超軽量    が可能になった。→軽量商品への適用が容易になった。
3:変換率が2倍になり、小さい面積でも必要な電力がまかなえる。
   →消費者用小物への適用が可能になる。
などの理由が上げられます。課題としては雨・キズ・衝撃などの耐久性や、長期保証・コストなどがあります。これらの課題が解決すると、消費者向け商品を中心に採用が飛躍的に進むでしょう。
筆者も、太陽発電を使った商品の特許を持っていますし、更なる特許も出願中です。環境問題の希望の星である太陽電池の更なる飛躍がありそうです。産学協同研究には最良のテーマですね。Eco Smartも環境商品研究や産学協同研究の紹介などを通じて応援していきたいと思います。
シャープが開発した紙のように薄い「化合物フレキシブル太陽電池」
従来型の「フラット厚板方式の太陽電池」
■参考資料:紙のように薄い太陽電池、シャープが開発
シャープが、紙のように薄く、曲げたり筒状にしたりできる太陽電池を開発した。年内の量産開始を目指す。太陽光をどのくらい電気に変えるかを示す「変換効率」は28.5%。住宅に取りつける多結晶シリコンの太陽電池が14%程度とされるのに比べ、飛躍的に効率を上げた。携帯電話、衣類、自動車などに付け、移動しながら電化製品に電力を供給することが可能になるといい、太陽電池の普及を加速させそうだ。  シャープは6月4日、この新技術をパリで開かれる国際会議で発表する。  同社は変換効率が高いため、人工衛星などに使われる「単結晶化合物」の太陽電池技術を応用した。この「単結晶」だと通常、厚みは約200マイクロメートル(マイクロメートルは1000分の1ミリ)。だがシャープは、半導体の配線部品や土台を組み込まなくても、いったん取りつけてはがすだけで半導体の働きをする基板技術を開発、厚みを1〜3マイクロメートルに抑えた。重さも100分の1。「化合物フレキシブル太陽電池」と名づけている。
 名刺を2枚合わせた大きさの重さは約1グラム、発電量は2.6ワット。1グラムあると自転車ライトの電力がまかなえる。電極をつなぎ、カーテンやテントの素材として日光を遮りながら発電したり、自動車の外面にはったり、円柱に巻き付けたりして使うことも可能。蓄電池と接続し、携帯電話などの充電に役立てることもできるようになる。
 シャープは今後、針を刺すなどして穴があくと壊れやすい点を改善し、年内にもサンプル(見本)出荷を始める方針。価格は需要動向と生産規模を見極めたうえで決めるが、1〜2年以内に名刺大で1000円程度を目指す。
 薄型の太陽電池は、国内外のメーカーが開発中。主流のシリコンのほか、花などの色素を使う色素増感型があるが、変換効率の低さが課題だった。
 同社の富田孝司・ソーラーシステム事業部長は「太陽電池の普及加速と、石油資源への依存度軽減に役立ちたい」と話している。 (朝日新聞:2004.05.28)